疑いがあることは分かったけど、まだはっきりと診断はついていない。
検診で「要精査」となったけど、病院に行ったらどうなるの?

何かしないといけない? でも何をしたらいいのか分からない。
調べないといけない? でも調べるのも怖い…
ここでは診断前、もしくは詳細の内容がまだ分かっていない状態の時に、初めに見ることで、
今の気持ちの整理に、役立てていただく内容をお話しします。
まだ、あまり何も見たくない…そんな気持ちのときにも見て頂ける内容かと思います。
診断の方法
検診で「要精査」になった、「胸にしこりがみつかった」などで、病院に受診すると、
まずは、乳がんかどうかを検査します。
画像の検査:マンモグラフィ・超音波検査
細胞の検査:針生検

マンモグラフィは痛いですが、とても大切な検査です!

細胞の検査の結果には、少し時間(約1~2週間)がかかります。
広がりの診断
- CTやPET、MRIなどで他の臓器に転移をしていないかを診断します。
※ステージⅠ、Ⅱでは、しない場合も多いです
乳がん診療ガイドライン2022年 BQ2 StageⅠ-Ⅱ乳癌の術前にCT,PET,PET-CTによる全身検索を行うか? - 乳房MRIで、乳房の中の広がりを確認します。

MRIは手術の時に、どの範囲で取るかを決めるのに重要な検査ですよ
診断期の気持ち
そもそも乳がんかどうか、そしてどの程度進行しているのか、どんなタイプなのか
それが、分からないこの時期は、患者さんにとって、1番辛い時期ともいえます。

インターネットで見てると、色々怖くなってしまって…

「がんかもしれない」「この先どうなるのか」
気づいたら、そのことばっかり考えて、この1週間ごはんも食べられませんでした

みんな、同じように感じています!!!
不安が増強すると、眠れない、食事がとれない、色々な所に痛みが出てくるなど
症状が出て、心身共にしんどくなってしまいます
この時期に心がけたいこと
この時期は不確定なことも多く、考えても仕方がない、答えが出ないのが現状です。
そのため、自分の気力を消費してしまわないようにすることが大切になります。
- とりあえず 日常に没頭する
いつもの仕事、家事、趣味を行い、一旦他のことに目を向ける…
何もすることが無い!という人は、運動をして体を動かすのも良いでしょう!
考えることがしんどいな… 乳がんという文字を見ると辛くなる…と思う場合、
気分転換をして、一時的に頭から忘れる時間を作るのもひとつの方法です。
- 人に話す
もやもやした気持ちは、自分一人で抱えていると、どんどん大きくなっていきます。
思っている気持ちを人に 話すこと=離すこと と言われています!
自分から、切り離して考えられるようになり、気持ちが軽くなるかもしれません。

話せる人が居ない、家族には心配かけたくない という場合は、
医療機関のがん相談センターなどで、相談員に頼ることも良いですよ。
・やみくもに、インターネットで検索する
自分の病状に当てはまる内容かは生検の結果が出ないと分かりません
・体験者のブログを見る
悪い情報ばかり目につき、さらに不安を増強させます
・慌てて仕事を辞めてしまうなど、重要な決断をするのは、まだやめておいた方が良いでしょう
ある程度は 時間が解決 してくれます。焦らず、自分の心のケアに目を向けてあげましょう!
・一人で聞くのが不安な時は、誰かに一緒について行ってもらいましょう
「頭が真っ白になって、何を言われたか全く覚えてない」という人も多いです
・今後のスケジュール等が分かるもの(シフトや子供の行事など)を持って行く方が良いです
・聞きたいことは、メモしておくことをオススメします
もしも乳がんだった時に、どんな話をされるのか?
医師の話を理解するために、読んでおくならコチラ~自分の乳がんのタイプを知ることから始めよう~
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